能・狂言が鑑賞できる京都観世会館が多言語の字幕解説サービスを導入する。舞台の上演に合わせ、ガイドアプリで多言語の字幕による解説を自動表示するもの。これにより、外国人観光客も日本語で進行される演劇を自国語の字幕で観劇できるようになる。言語は日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語に対応する。
英語字幕によるインバウンド対応だけでなく、日本語字幕を表示することで聴覚障がい者に対してもバリアフリー支援する。ICTを活用することで、日本文化のダイバーシティ対応およびバリアフリーの整備促進を図る。
サービスは公益社団法人京都観世会が能楽演目の主催、檜書店が解説コンテンツの制作と運用、イヤホンガイドが字幕ガイドアプリ「G-marc」の企画立案、エヴィクサーが「G-marc」開発と音響通信技術をそれぞれ提供することで実現した。4月、5月例会で試験運用し、2019年6月23日に開催される6月例会から本格導入する。