エクスペディア・グループは、2019年10月15日からマリオットホテルが再流通させるホールセール料金(BtoB卸し料金)、空室、その他プロダクトを世界の旅行会社に独占的に提供する。これは今年4月に両社で結ばれた合意に基づくもの。これにより、マリオットは旅行会社に対する流通で新たなチャネルを導入することになる。
エクスペディアグループのBtoB部門であるエクスペディア・パートナー・ソリューションズは、同グループが持つテクノロジーを開放することで、世界中に広がるマリオットホテルに対して統一したアクセスポイントを提供。これにより、マリオットはホールセール在庫の再流通をこれまで以上に効率化することができ、コスト削減や現在問題となっている複雑な再流通システムを簡素化することが可能になる。
旅行会社は今後、 マリオットホテルから再流通されるレートや在庫について、マリオットとではなく、一本化された窓口としてエクスペディア・パートナー・ソリューションズと取引することが可能。一方、引き続きマリオットとの直接取引を選ぶこともできる。