楽天トラベルが発表した「2019年 秋の国内旅行 人気上昇都道府県ランキング」によると、前年同期比の伸び率1位は香川県(45.9%増)、2位は高知県(39.0%増)となり、トップ2を四国が占めた。続いて3位は群馬県(28.9%増)、4位は大分県(28.8%増)、5位は茨城県(27.3%増)となっている。
楽天トラベルによると、1位の香川県のうち、もっとも伸び率が高いのは「小豆島・直島」エリア(78.6%増)。また、香川県全体として、訪日旅行者が昨年の約2.6倍(160.2%増)、女性一人の予約が約2.5倍(151.0%増)だった。同社では、瀬戸内海で3年に一度の国際芸術祭が開催されたことが、海外からも注目を集める機会になったと分析している。
2位の高知県も女性一人の予約が約1.8倍(75.9%増)、男性一人が約1.4倍(38.0%増)と、ひとり旅が好調。3位の群馬県では「尾瀬・丸沼」エリアが1.5倍(51.3%増)となったほか、「草津温泉・白根」エリアが約1.4倍(43.1%増)。昨年は草津白根山の噴火の影響で低調だった同エリアの回復がみられている。
この調査は、2019年10月1日から11月30日までの間、楽天トラベル登録宿泊施設の予約人泊数(予約人数×泊数)を都道府県ごとに集計したもの。集計日は2019年9月2日。