日本観光振興協会はこのほど、2020年に向けた年末年始の観光予報を発表した。2019年12月28日から2020年1月3日までの各地の混雑具合いを予想したもの。
それによると、山形と大阪は「かなり混雑」(混雑度85%以上)の見通し。また、東京は「混雑」(同70~85%未満)、日光は「やや混雑」(同60~70%)と予測している。一方で、京都や金沢、那覇などは「空いている」(50%未満)。札幌、箱根、福岡などは「やや空いている」(50~60%未満)との予想となった。
なお、対前年比では、日光市や箱根町、宮崎市で増加。日本人と外国人の予想比率では、小樽市や大阪市は日本人と外国人がほぼ5割ずつ、東京や京都は外国人比率が約3割と予測している。
この観光予報は、旅行、宿泊関連の実績データや予約状況、中央省庁や自治体、観光関係団体や民間企業のデータをもとに運用する「観光予報プラットフォーム」で予想したもの。混雑度は観光庁の宿泊旅行統計調査の稼働率を参考に設定している。今回の発表内容は11月15日時点のデータに基づき予想した。