菅義偉官房長官は2020年8月24日の記者会見で、7月22日に開始された「GoToトラベル」キャンペーンについて、1カ月間の延べ利用者は少なくとも200万人に上ったと明らかにした。そのうえで、「地域を支えている観光は瀕死の状態だというのは言い過ぎではないと思う」と述べ、改めて「GoToトラベル」の意義を協調した。
また、菅官房長官は、キャンペーンの割引対象になっている宿泊施設のなかで判明した感染数は10人で、そのうち「GoToトラベル」利用者は1人だったことも明らかにしたうえで、「基本的な対策をすれば、感染リスクは減らすことができる。必要に応じて専門家の意見をうかがいながら、適切に運用していきたい」と述べ、今後も継続していく考えを示した。