観光庁は、「GoToトラベル事業」参加の宿泊施設における感染防止対策の実施状況について、第2回の調査結果を発表した。各地方運輸局などが、8月19日と20日に計42の宿泊施設に出向き、事業参加条件となっている感染拡大防止策の実施状況を調査したもの。
それによると、調査した42施設のうち何らかの指導を行った施設は24施設だった。内容としては、エレベーターの人数制限(1施設)、浴場の人数制限(2施設)、「GoToトラベルを利用する方が遵守すべき事項」の旅行者への周知徹底(15施設)、公的書類による本人確認の不備(9施設)、平日夜間や土休日の保健所などの連絡先確認(3施設)などを指導した。
一方、工夫例として、旅行者への健康チェックシートの記入と保管、部屋食でのお品書きでの食材説明、ビュッフェでの飛沫防止用アクリル板の設置などを挙げている。
観光庁では今後も、登録された全ての宿泊施設について実施状況を確認していくため、運営事務局における調査体制の充実・強化を図っていく方針。