郵船クルーズはこのほど、客船「飛鳥II」のオセアニアグランドクルーズについて、2021年1月出発の同航路を中止し、2022年に実施すると発表した。2021年の実施について検討を重ねていたが、「昨今の状況を総合的に判断し、催行の中止を判断した」(同社)。2021年2~3月の新たなクルーズスケジュールは後日発表を予定している。
「2022年オセアニアグランドクルーズ」は、2021年に予定していた運航スケジュールを引き継ぎ、2022年2月2日に横浜、翌3日に神戸を出発。サイパン、オーストラリア(ケアンズ、シドニー、メルボルン、タスマニア島)、ニュージーランド(ミルフォードサウンド通航、オークランド)、バヌアツ、グアムをめぐる41日間の日程。初代飛鳥から続く歴史ある航路で、南に進むにつれて変わる海の色、南半球の星空、印象的な入港シーンなどが根強い人気を誇る。発売は2020年12月11日を予定しており、料金は最安値で1人251万2000円。