中国のIT大手アリババが、新型コロナウイルス収束後を見据えた訪日旅行意欲喚起に乗り出している。「日本バーチャル旅行(雲遊日本)」シリーズとして、京都、熊本県阿蘇エリアの観光スポットをネット上で生中継。同社は「今後もコロナ収束後の中国からの訪日客拡大に向けた取り組みを進める」としている。
2020年11月23日には、アリババ傘下の旅行プラットフォーム「フリギー(Fliggy)」が熊本県、九州旅客鉄道(JR九州)と連携し、阿蘇地域の観光スポットや観光列車の様子を中国のネットユーザー向けに生中継するバーチャルイベントを共同開催。ライブ配信開始後、1分で累計6万人が視聴するなど好評を得た。10月も西日本旅客鉄道(JR西日本)と連携した京都バーチャル旅行イベントを開催している。