OYO(オヨ)ホテルズ&ホームズが、シリーズFの資金調達でこのほど740万ドル(約7.7億円)を獲得したことが明らかになった。米観光産業ニュースサイト「フォーカスワイヤ」によると、出資したのはヒンダスタン・メディア・ベンチャー(Hindustan Media Ventures)。オヨでは、プロダクトとテクノロジーの改良に同資金を充てる方針。
オヨは現在、世界80カ国でホテル4万3000軒と居住物件15万軒を展開している。コロナによる打撃はあるものの、2020年9月時点で売上総利益はパンデミック以前の85%まで回復。またテクノロジー活用により、世界全体でコストを3~4割ほど圧縮したとしている。
オヨのリテシュ・アガルワルCEO(最高経営責任者)は、株式上場に向けて万全の体制を整えていくことにフォーカスするとの考えを示した。また欧州市場へのテコ入れを狙い、DIGインベストメント社の創業者で会長のマーティン・ソーダストローム氏を同地区担当の経営陣に招き入れた。ソーダストローム氏は、買収や経営統合についてのアドバイザー役を担うほか、オヨに出資もしている。
※ドル円換算は1ドル104円でトラベルボイス編集部が算出