JR東日本スタートアップは、Suicaを活用した新たなスマートビル入退館システムの実証実験を2月1日から開始する。クラウド型IoTサービスを手がけるPhotosynth(フォトシンス)と協業。SuicaのIDを活用して事前インターネットによるビル入退館や駅業務施設の入退館を可能にする。新しいSuicaの活用方法を創出するとともに、“キーレス社会”の実現を目指す。
フォトシンスのアクセス認証基盤「Akerun Access Intelligence」をスマートビル入退館システムの認証基盤として活用する。実証実験にはJR東日本メカトロニクスも協力する。
実施場所は東日本旅客鉄道(JR東日本)本社ビル受付で、訪問者(ゲスト)が事前の発行者(ホスト)からのメールにSuicaのIDを入力することで、来館当日に受付に立ち寄ることなく入館することができる仕組み。一度登録したSuicaは次回以降、発行者に招待してもらうだけでスムースに入館できる。実証実験はJR東日本社員が対象で、支社などで働く社員の本社来訪シーンにおけるビル入退館の体験向上を検証する。実験は3月31日まで。
JR東日本スタートアップはJR東日本子会社でベンチャーへの出資や協業を推進している。