国際航空運送協会(IATA)は、欧州決済サービス大手のワールドライン(Worldline)と提携し、加盟航空会社に向けて、幅広い決済ソリューションを提供していく。ワールドラインの決済サービスはIATAファイナンシャル・ゲートウェイ(IFG)を通じて提供される。
ワールドラインは、同社のブランドIngenicoのトラベルハブをIFGに組み込む。これにより、150以上のオンライン決済方法を提供。ロシア、インド、ブラジル、中国など発展著しいマーケットの通貨も取り扱えるようになる。
ワールドハブを利用する航空会社は、まずIATAとともにテストを実施し、ビジネス化を確認した後、顧客向けに本格的なサービス開始することが可能になる。
また、IATAは旅行会社向けの「エージェント・エクスペリエンス」プラットフォームでIATA指定旅行代理店およびIATAカードを保有する代理店向けのサービスを拡充する。新たにホテルのホールセラーである「ホテルベッズ」と提携し、その在庫に新たに世界中の18万施設を追加する。