AP通信によると、米政府が全ての外国人訪問者に対して、新型コロナウイルス・ワクチンの接種を義務付ける方向で調整に入った。これは旅行制限緩和に向けた段階的アプローチのひとつ。しかし、実施時期などはまだ明らかにされていない。
米政府は現在、過去14日間に中国、ヨーロッパのシェンゲン圏、英国、アイルランド、ブラジル、南アフリカ、インドに滞在歴のある米国以外の居住者について、米国への入国を禁じている。
また、米国に入国するすべての旅行者は、ワクチン接種の有無に関わらず、入国3日以内に行われた新型コロナウイルス検査で陰性であることを証明する書類を提示する必要がある。
この方針について、米航空会社団体のAirlines for Americaは、より多くの外国人が入国しやすくなることから、歓迎の意向を示している。