欧州旅行委員会(ETC)は、2021年11月24日~26日に上海で開催される「ITBチャイナ」と提携した。欧州各国は、欧州への中国人旅行者の回復を見据えて、中国市場でのアピールを強化する。
会場に設置される欧州パビリオンでは、オーストリア、クロアチア、チェコ、デンマークとノルウェー、オランダ、ポーランド、ドイツ、アイルランド、ポルトガル、フランスの各観光局がブースを出展。さらに、フィンランド、マルタ、スペイン、スイス、英国の各国観光局は欧州パビリオンの一部ではなく、独自に参加する。
ETCでは、パンデミックによって中国人旅行者のトレンドが変化していると分析。旅行形態は団体から個人にシフトし、より深い現地体験を求める旅行スタイルが求めら、テクノロジーに強く、英語を話す若い中国人の間では、ドライブや小グループでの旅行がさらに増えると見ている。
ETCは7月、欧州委員会(EC)と共同で「Open up to Europe」キャンペーンを立ち上げた。これは、主要な加盟国とその観光事業者による徹底した衛生管理を観光客に周知する取り組み。入国制限の緩和に従って、欧州全体に拡大していく。