北海道宝島旅行社、アイヌの精神文化を学ぶ体験を旅行商品化、屈斜路湖畔で儀式に参加、アイヌ料理のフルコースも

北海道宝島旅行社は、企業・団体向けに「縄文一万年の平和の知恵を引き継ぐアイヌ民族と共に、自然の共生を考える体験」の販売を開始した。この体験は、アイヌ文化の重要な要素である「カムイノミ」という儀式を通して、自然界の神々と共生するアイヌの精神文化を学ぶもの。カムイノミ体験後は、アイヌ料理のフルコースを提供する。

カムイノミとは、アイヌの人々が自然界の神々(カムイ)に感謝と祈りを捧げる儀式。「カムイ(神)」と「ノミ(祈る)」を組み合わせた言葉で、アイヌの精神文化の中核を担っている。

ひがし北海道エリア屈斜路湖の畔にある「イピリマミンタラ」で開催。ここは、今回講話をするエカシ (アイヌの長老)であるアト゜イ氏が、20年以上に渡って、仲間と共に「地球上の人間が、自分たちの欲望を理由に大自然の生態系を軽視したことで、絶滅させてしまった動植物に対しての鎮魂の祈り」を捧げてきた場所。

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