JR東日本は、訪日外国人向け旅行計画支援サービス「JR East Travel Concierge」の実証実験を開始した。このサービスは、Digital & Dataイノベーションセンター(DICe)が生成AI モデル「Gemini」を含む GoogleとGoogle Cloud の技術を活用して開発したもの。
「JR East Travel Concierge」は、生成AIを活用したチャット形式の対話や、「スポット提案」「情報提供」「旅程生成」の3つの機能によって、旅行者のニーズに即した旅先の提案や旅程を生成する。
スポット提案では、生成AIとのチャット形式の会話から、思い描いている日本での旅行に沿った魅力的なスポットを提案。提案されたスポットに好みがなくても、対話を通じてより自分好みの提案へとブラッシュアップすることもできる。
情報提供では、日本特有のルールや日本の文化などについて、日本旅行での疑問や不安に回答する。
旅程生成では、提案されたスポットの中から、行ってみたいスポットを含む旅行プランを生成することができる。
今回の実証では、タビマエ/タビナカの訪日外国人をターゲットに、ユーザからのフィードバックなどを取得して有効性を検証し、今後の訪日外国人向けサービスの向上に活用していく。