香港政府観光局、新局長にキャセイ出身の蓑口寿生氏、「香港独自の強みを活かして、旅行需要のさらなる活性化を」

香港政府観光局は、2024年9月17日付で新たな日本局長に現マーケティング・広報ディレクターの蓑口(みのぐち)寿生氏が就任することを発表した。現日本局長の堀和典氏は、9月16日をもって退任する。

同局は、このほど都内のホテルで日本局長交代レセプションを実施。2013年より11年間にわたって同局日本局長を務めた堀氏は、「在職中は香港の民主化運動やコロナ禍といった未曾有の事態に直面し、一からビジネスを見直すこととなるなど、決して平たんな道のりではなかった」と振り返り、「現在も香港の回復は道半ばであるが、香港の街にはエネルギーが満ち溢れ、現地の人々には強い意志があり、それが復活の力になると信じている。蓑口新局長が、香港の本格的な復活へ導いてくれると確信している」と思いを述べた。

香港政府観光局 日本局長 堀和典氏

次期日本局長の蓑口氏は、キャセイパシフィック航空でマーケティング・広報を中心に30年間活躍の後、2020年に香港政府観光局に入局。「これまでのキャリアを一貫して香港に捧げてきたといっても過言ではない。今後は堀局長が築いてこられたレガシーを大切にしながら、さらなる発展に邁進していく。香港は美食、絶景、活気ある東西文化など、魅力が詰まった唯一無二のデスティネーション。コロナ禍でも各種のプロジェクトが進行し、街は大きく進化している。香港独自の強みを活かして旅行需要をますます活性化させていく」と決意を表明した。

香港政府観光局 次期日本局長 蓑口寿生氏

レセプション当日は、香港政府観光局 理事長のデーン・チェン氏も出席。「堀局長は優れたリーダーシップで、困難な時期にも香港のポジティブなイメージの維持と回復に向けた揺るぎないコミットメントを見せ、我々を勇気づけてくれた」と、堀氏のこれまでの功績に感謝の意を表明。そして「豊富な経験と専門知識を備えた蓑口新局長が、これらの基盤をさらに発展させてくれると確信している」と今後への期待を述べた。

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