エールフランス・グループは新航空会社「HOP!(オップ)」を設立、2013年3月31日から仏国内と欧州内の短・中距離路線で運航を開始する。エールフランス・グループで、仏国内線で就航していたブリテール(DB)、レジォナル(YS)、エールリネール(A5)の3社を統合して設立したもの。運賃は片道55ユーロからの価格帯の設定で、プレミアムなサービスも用意。レジャーおよびビジネス需要にも対応していく。
HOP!の設立は、エールフランス・グループの3カ年ビジネスプラン「Transform2015」に基づく、不採算事業の短・中距離路線の再構築の一環。HOP!は48席から100席までの98機を保有し、オルリー空港発着路線、仏国内線、シャルル・ド・ゴール発着の短・中距離路線に就航。136都市へ1日530便を運航する。
また、エールフランス航空(AF)、HOP!、トランサヴィア・フランス航空の3社体制とし、エールフランス航空はシャルル・ド・ゴール空港発着の長距離路線とビジネス路線の仏国内、欧州路線、オルリー空港とマルセイユ、トゥールーズ、ニース発着路線を運航する。トランサヴィア・フランス航空はレジャー路線に特化し、オルリー空港と仏地方空港から欧州および地中海地方への路線を運航する。
なお、社名となったHOP!は、フランス語で「それ!」「そらっ!」という激励の掛け声。渡航者が素早く、簡単に移動できる行動力のイメージを表したという。
エールフランス・グループは新航空会社「HOP!」を設立し、3月31日から仏国内と欧州域内の短・中距離路線で運航。片道55ユーロから設定で、レジャーとビジネス双方の需要に対応