日本航空(JL)は、2013年7月の旅客輸送実績を発表した。それによると、国際線の旅客は前年比3.7%減の66万5919人。有効座席キロ3,942,425千座席キロ(前年比4.7%増)に対し、有効旅客キロは3,053,941千人キロ(同6.3%増)だったため、利用率は77.5%。方面別旅客数では、韓国線と中国線で引き続き前年割れした一方、太平洋線、欧州線、東南アジア線は好調に推移した。
各路線の実績を見ると、2013年7月1日に成田/ヘルシンキ線を新規開設した欧州線は同12.5%増の6万5127人と高い伸び率を記録し、利用率も80.9%と高い数字を残した。東南アジア線の旅客は同8.9%増24万7326人と引き続き好調。利用率も前年同月の71.1%から75.8%に上昇した。また、太平洋線でも同5.3%増の15万2606人と増加。利用率も80.1%を維持した。
一方、韓国線で同8.1%減の7万171人。ただ、供給量も絞っているため、利用率は75.8%を維持した。また、中国線も同3.6%減の10万7396人と減少したものの、減少率は6月から回復を見せている。供給量を前年比で4.3%増やしているため、利用率は前年同月の72.9%から67.6%に落ち込んだ。このほか、オセアニア線は同0.5%減の1万262人で利用率66.2%、グアム線は同7.6%減の1万2993人で利用率78.9%だった。
国内線の旅客数は同1.0%増の257万3440人。有効座席キロ3,291,001千座席キロ(同1.7%増)に対し、有効旅客キロは1,958,816千人キロ(同0.3%増)だったため、利用率は59.5%となった。