日本航空(JL)は、2013年8月の旅客輸送実績を発表した。それによると、国際線の旅客は前年比4.4%増の72万9776人となり、7月に続き前年を上回った。有効旅客キロの伸び率 (同6.8%増)が、有効座席キロの伸び率(同5.5%増)を上回った結果、利用率は81.9%となり、今年度に入ってはじめて80%を超えた。
各路線の実績を見ると、韓国線は、供給量を絞ったものの、同10.1%減の7万7989人(利用率82.3%)と引き続き前年割れが続いた。一方、中国線は同3.3%増の12万7287人(利用率79.2%)と久しぶりに増加に転じた。最も増加率が高かったは欧州線で同13.4%増の6万8520人、利用率も83.2%と高い数字を残した。太平洋線は同6.7%増の16万3574人(利用率82.2%),東南アジア線は同7.2%増の26万6019人(利用率81.8%)とともに引き続き好調。オセアニア線も同3.3%増の1万2251人(利用率77.5%)となったものの、グアム線は供給量を絞ったことから、同7.2%減の1万4080人(利用率80.3%)となった。
一方、国内線の旅客数は同5.2%増の304万4459人。有効旅客キロの伸び率(同5.2%増)が有効座席キロの伸び率(同3.5%増)を上回った結果、利用率も69.2%と高い結果を残した。