新関西国際空港の2014年3月期中間連結決算は、営業収益が前年比105%増の561億6900万円、営業利益が102%増の171億4400万円、経常利益が72%増の114億6300万円で、中間純損益は昨年の112億3800万円の損失から黒字転化し、69億4800万円の利益を計上した。
このうち、関西国際の営業収益は4%増の490億1800万円、営業利益は5%増の130億6700万円。過去最多となった外国人旅客数の増加やLCC拡充による旅客数の増加により、特に旅客サービス施設使用料や、商業事業の直営事業収入が増加した。航空機の発着回数は2%増の6.6万回、旅客数は国際線が1%増の595万3000人、国内線が16%増の302万2000人だった。
一方、大阪国際空港の営業収益は120%増の71億5100万円、営業利益は113%増の40億7700万円。プロペラ機枠の一部が低騒音機枠に転換されたことで増便が増え、増収につながった。航空機の発着回数は9%増の7.0万回、旅客数は7%増の706万6000人だった。
中間期の好調を受け、通期の業績予想を上方修正。営業収益は21%増の1235億円(前回予想:1129億円)、営業利益は8%増の289億5000万円(同:277億円)、経常利益は97%増の175億5000万円(同:130億円)、当期純利益は103億円(同:79億円)と発表した。