ハワイ州観光局は、積極的に旅行業界向けのオンラインツールを豊富に用意しており、来年2014年についてはリアルなセミナーのほかに、「ウェビナー」を実施する予定だという。これは、このほど同局が開催した「マハロセミナー&ワークショップ2013」で発表されたもの。マーケティング本部長のミツエ・ヴァーレイ氏が2014年の指針のひとつとして示した。
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ウェビナーとは、オンライン上でリアルなセミナーと同様のプレゼンテーションなどを再現するもの。受講希望者は、自身の都合のよい時間や場所で情報収集が可能となる。また、同局は旅行業界向けのオンラインツールを拡充しており、その活用を訴えた。
レジャー部門の営業部長、森義直氏はセミナーで日常的な情報として発信している業界サイトやFacebookのほか、You Tube映像で日程表の作成が可能な「Hi Tube」、ハワイのチャペルがほぼ網羅されている総合ポータル「Hawaii_TV」などを紹介。特に、オンラインでのラーニングポータルサイトとして用意している「アロハプログラム」は、誰でもハワイを学ぶことができるプログラムでメンバー同士のコミュニケーションも可能。将来的には、旅行業界とハワイ州観光局、消費者の3者をつなぐプラットフォームにしていきたい考えだ。
なお、2014年度は旅行業界向けに開催している例年のファムツアーを発展させる計画もあり、個人としての旅や視察をサポートするツアーや、アロハプログラム合格者対象の特典旅行を用意する予定だという。