【年頭所感】エイチ・アイ・エス代表取締役社長、平林朗氏 -「旅へのワクワク感」を醸成

HIS代表取締役社長、平林朗氏氏は、2014年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

平林氏は、2013年に初のクルーズチャーター実施で「今後の市場拡大には私たち旅行会社の役割が重要であることを改めて実感」。「旅へのワクワク感」を醸成し、旅をしなければできない経験、味わえない感動を実現できる商品が重要ととらえ、今後も積極的に海外旅行、国内旅行、訪日旅行に取り組む方針を示した。

発表された年頭所感は以下のとおり。原文のまま掲載する。

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≪株式会社エイチ・アイ・エス 代表取締役社長 平林朗 より新年のご挨拶にかえて≫


新春を迎え、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2014年は、日本の海外旅行自由化から50年。H.I.S.が生まれてからは12月で35年を迎えます。憧れだった海外旅行は、気軽で身近なレジャーへと、日本人の旅のスタイルは劇的に変わりました。旅立つ前のワクワク感、旅先での期待以上の感動を提供し、お客様に旅を通じて世界を知っていただくことで世界平和に貢献する。それが私たちの志です。私たちを取り巻く環境はめざましいスピードで変化していますが、その志は常に変わりません。

アジアにおける外交問題や政情等の不透明な環境はありますが、空港発着枠の拡大やLCCの積極参入など、海外旅行市場は拡大の可能性をまだ秘めています。昨年当社は初めてクルーズチャーターに挑戦しました。新たな旅のスタイルは、特にシニアやファミリーのお客様にご好評をいただき、お客様の旅行意欲の高さに今後の市場の成長の可能性を感じると同時に、「旅へのワクワク感」を醸成し、旅をしなければできない経験、味わえない感動を実現できる商品をいかに提供していくか、今後の市場拡大には私たち旅行会社の役割が重要であることを改めて実感いたしました。

一方、日本国内ツーリズムの発展にも寄与すべく、全店舗販売を始めた国内旅行商品の拡充や、昨年1,000万人を突破し今後も急速な拡大が予想される訪日旅行市場においても、160を超す海外拠点から日本への送客に引き続き注力して参ります。また、ハウステンボスでは、本年も訪れる度に新たな感動を提供するテーマパークとして、より喜んでいただける施策にてお客様をお迎えいたします。大阪観光局とともに開催中の「大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション」も、国内外のお客様にご好評をいただいております。

アジアの旅行市場はますます拡大するでしょう。日本発の出国者数も増加すると見込まれております。本年も、世界約450の拠点において、世界の旅行者の旅への想いを実現するためにエイチ・アイ・エスらしくチャレンジしてまいります。

本年も引き続き、株式会社エイチ・アイ・エスおよびH.I.S.グループへのご理解、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

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