JAL、国内線の機内ネット接続30分400円、JALスカイネクト就航で7月スタート

日本航空(JL)は、2014年5月から機内インテリアを刷新した国内線機材「JALスカイネクスト」を就航させる。また、7月からは国内線で機内インターネットサービスも開始。国内線でのサービスをさらに拡充させる。JALスカイネクストは、「ひとつ先のスタンダード」をテーマにくつろぎ、利便性、新しい価値を提案するもの。対象となる機材は国内線仕様のボーイング777-200/-300、ボーイング767-300/-300ER、ボーイング737-800で合計77機になる予定だ。

機内インターネットサービスでは、gogo社の衛星接続サービスを利用。航空機内にWi-Fi環境を導入することで、乗客が持参した無線LAN対応機能付きのスマートフォン、タブレット端末、パソコンなどでインターネット、Eメール、SNSなどを利用することが可能になる。

料金は飛行時間にあわせて2つのプランを用意する。30分の時間制プランは400円。使用時間の制限のないフライトプランでは、450マイル以下(羽田/大阪など)でスマートフォン、タブレット/ノートパソコンとも500円、451〜650マイル(羽田/福岡など)でスマートフォン500円、タブレット/ノートパソコン700円、651マイル以上(羽田/那覇など)でスマートフォン700円、タブレット/ノートパソコン1200円。ダイヤモンド会員、JGCプレミア会員、サファイア会員には年間一定回数無料で利用できる特典を予定しているほか、貯めたマイルをインターネット接続無料クーポンに交換できる特典も用意する。

また、機内エンターテイメントも提供。スポーツ、グルメ、ミュージック、アニメなどのコンテンツ、JTBパブリック協力による観光地情報(SKYるるぶ)、フライトインフォメーション、JALホームページなどを無料で閲覧することが可能になる。

JALスカイネクストでは、普通席は居住性と快適性の向上をコンセプトにシートをスリム化。足元スペースを現在の座席から最大5センチ拡大させた。また、クッション形状を工夫することで、着席時の安定感も向上させた。クラスJ座席は本革仕様に変更。これまで通り普通席より約18センチ広い前後平均97センチのゆとりのスペースを維持する。さらに、機内照明をLED化。フライト中の時間や季節に応じた機内照明環境を演出していく。このほか、9機のボーイング767-300ERには今年秋からファーストクラスを導入する予定だ。

なお、今回の国内線インテリアの刷新については、同社代表取締役社長の植木氏が年頭の決意でも触れており、その全貌が発表されたものだ。

普通席イメージボーイング767-300ER型機のファーストクラス

*本記事の画像は、すべてJALプレスリリースより

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