トラベルズー・ジャパンがアジア太平洋地域5か国地域(日本、中国本土、香港、台湾、オーストラリア)を対象に実施した旅行に関する意識・動向調査によると、2014年の1人あたりの旅行予算は地域全体で前年比16.8%増の7078米ドルとなった。1人あたりの旅行予定回数も前年より1.2回多い4.7回となり、域内の旅行に対する意欲が高まっている。
このうち、日本人の1人あたりの旅行予算は34.3%増の49万420円と大幅に増加。1人あたりの旅行予定回数も0.3回多い5回と増加し、2014年の日本の旅行市場に期待が持てる結果となった。
このほかの地域では、中国本土が1人あたりの旅行予定回数が6.5回と最も多く、平均年間予算が8200米ドル。一方、平均年間予算が最も高額だったのはオーストラリアの9340米ドルだが、1人あたりの旅行予定回数は3.5回で最も少なかった。
▼日本は国内外で注目のデスティネーション
「2014年に訪れたい国」と「リピートしたい国」では、日本がいずれも1位となった。「2014年に訪れたい国」は33.7%で、前年の3位(27.1%)から2ランクアップ。市場別で見ると、中国本土(29.3%)、香港(43.2%)、台湾(52.8%)で1位に選出された。「リピートしたい国」では40.2%となり、特に香港(59.2%)、台湾(72.9%)で1位となった。中国本土は4位(23.1%)だった。
また、日本国内の意向でも「2014年の訪れたい国」、「リピートしたい国」いずれも、アメリカ(36.4%)に次いで2番目に日本国内が多く、日本人にとっても日本は魅力ある旅行先となっているようだ。
同調査はトラベルズーアジア太平洋5か国地域の登録読者を対象に、2013年12月上旬に実施。有効回答数は計3430名。