国土交通省が発表した2013年(平成25年)11月の航空輸送統計によると、国際航空輸送の旅客数は同8.3%増の123万6174人となり、10月に比べると伸び率は低くなったものの、引き続き堅調に推移した。旅客キロは同7.8%増。座席利用率は75.4%。
方面別では、中国が同22.5%増の20万9054人と回復傾向にあるのに対し、韓国は同8.1%減の14万2270人となり、減少幅が10月の7.5%減よりもさらに大きくなった。その他アジアは引き続き好調で同10.4%増の49万2355人、米大陸も同様に同13.3%増の16万3267人と順調に伸びた。このほか、太平洋も同4.8%増の11万8126人となり前年比増。一方、ヨーロッパは同0.3%減の9万8615人、オセアニアが同3.2%減の1万2487人となり、前年を下回った。
国内定期航空輸送の旅客数は前年同月比6.6%増の809万4837人。旅客キロは同6.1%増、座席利用率は68.5%となり、10月の67.6%を上回った。旅客数の内訳は、幹線が332万6278人で座席利用率71.9%、 ローカル線が476万8559人で座席利用率65.8%という結果になった。