軽井沢の万平ホテルは、ホテルのシンボルであるアルプス館のリノベーションを実施する。これは創業120周年記念事業で、リノベーションするのはロビーとカフェテリアで、工事終了は26年4月23日(水)を予定している。
ロビーは1936年(昭和11年)のアルプス館竣工当時を模したデザインに。カーペットの張替えなどとともに大正時代に使われていた椅子や机などを復刻、照明はその当時使われていたガラスのペンダント照明を忠実に再現する。レセプションカウンターは、軽井沢の伝統工芸「軽井沢彫り」を用いたデザインのものに新調し、今まで以上にクラシックな雰囲気を感じさせるものとなる。
さらに、伝統のカフェテラスを改装・増築し、屋外ウッドデッキを新設。屋内のカフェテラスでは家具を一新し新たにソファー席などを設け、よりリラックスできる空間に。また屋外の解放感溢れるウッドデッキには新たに50席増席する。ジョン・レノンをはじめ多くの人に愛されてきた「カフェテラス」は、アップルパイやロイヤルミルクティーが自慢だ。
「万平ホテル」は、避暑地軽井沢とともに一世紀を超える歴史を歩み続けるクラシックホテルで、今年、1894年(明治27年)の創業から120年を迎える。庭園と豊かな軽井沢の自然に包まれるリッチで、客室は全109室。