関西国際空港によると、2014年の夏期スケジュール(2014年3月20日~10月25日)は、8月のピーク時に週919便(前年比88便増)となり、開港以来初の週900便を超える計画だ。旅客便が週767便で過去最高、貨物便は週152便で過去3番目となる見込み。
旅客便では旺盛なインバウンド需要を背景に、台湾、香港、中国本土の新規就航・増便が顕著。例えば、チャイナエアライン(CI)の高雄線と台中線が週5便からデイリー化されるほか、4月10日からはトランスアジア航空(GE)の台北線が週7便からダブルデイリー化となる。
また、低調に進んでいた中国路線も過去最高の週252便に回復。新たに上海吉祥航空(HO)が4月15日から上海線をデイリー運航で就航するほか、中国東方航空(MU)も4月26日から、上海線を週21便から週28便に増便する。
このほか、フィリピン航空(PR)のマニラ線が週7便からダブルデイリー化。LCCも春秋航空(9C)が3月15日に乗入れを開始しており、LCCの就航は10社・就航都市は12都市に拡大した。
なお、2013年冬期スケジュールでは、当初計画のピーク時週862便に対し、実績は週868便となり、冬期として過去最高を記録した。