日本IBMは、ハワイ州観光局(HTJ)がマーケティング基盤として「IBM Campaign」とIBMのSoftLayerクラウド・サービスを採用したと発表した。ハワイ州観光局が推進する、クロスメディアプロモーションによるマーケティング施策の企画実施や効果測定を迅速化するのが目的。
新マーケティング基盤では、個客の嗜好にあわせて最適化できるメール送信やアンケート情報のデータ統合と管理、オンラインとオフラインのマーケティング・チャネルの統合的な管理や、キャンペーン効果を定量評価できる機能を有する。プログラミングなどITの専門スキルが不要なため、マーケティング部門主導での早期対応が可能なのも特徴だ。
以上の機能により、IBMでは今後ハワイ州観光局が、旅行者の情報をもとにした効果的なマーケティングキャンペーンの企画による集客力の向上と、消費者との継続的なリレーション構築、ハワイ旅行に向けたマインド醸成等を少人数で推進することができるとしている。