日本百貨店協会が発表した2014年4月の全国百貨店売上高概況によると、売上高総額は前年比12%減の約4172億円となった。6か月ぶりのマイナスとなり、同協会は消費税引き上げによる駆け込み需要の反動が大きかったことを指摘。ただし、その影響は徐々に和らぎ、集客・販促活動が功を奏したものとしている。
商品別には、消費税の駆け込みで前月に大幅に売上を伸ばした高額商材(家具、貴金属など)の減少率が高く、「美術・飽食・貴金属」については前年比で38.9%減となった。
一方、訪日外国人の売上については、単月として過去最高の約61億円を記録。花見客を中心とした訪日需要の高まりで中国、台湾、アセアン各国を中心に売上は54.3%増、来客数は64.8%増と大幅な伸びを見せた。