外国人旅行者向けに賃貸住宅の空き物件で「宿泊」サービスへ、エイブルが業務提携で

「エイブル」と「とまれる」は、旅行者向け宿泊マッチングサービス「TOMARERU 〜日常を旅しよう!〜」について業務提携した。TOMARERUは、国の成長戦略のひとつである「国家戦略特別区域法」の旅館業法適用除外を活用するサービスで、2020年東京オリンピックなどに向けて増加する訪日外国人旅行者を主要ターゲットとして、日本の民家に泊まりたいと考える旅行者と国家戦略特別区域内に空き物件を所有するオーナーを予約サイトを通じてつなげる。

このサービスを利用すれば、物件オーナーは物件の賃貸に加えて新たな運用方法の選択肢として 『TOMARERU』を活用することができる一方、旅行者は日本での宿泊施設として賃貸物件が加わることで、より幅の広い宿泊機会から選択することができる。また、訪日外国人旅行者を多く受け入れることで、海外から投資を呼び込む手助けになるとも期待されている。

今回の業務提携により、エイブルは、国家戦略特別区域である東京都9区(千代田区、中央区、 港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、大田区、渋谷区)、千葉県成田市、神奈川県、京都府、 大阪府、兵庫県で、TOMARERUを物件オーナーに提案し、賃貸住宅の新しい利活用を推進していく。一方、とまれるは、国家戦略特別区域において2015年3月末までに3,000件(サービス開始時1,000件目標)の宿泊先登録を目指し、2014年秋から事業展開が予定される区域から順次サービスを展開していく計画だ。

TOMARERUは、サイト上で宿泊施設を案内するほか、コールセンターを設け、物件オーナーおよび滞在中の宿泊者の要望などにも対応していく。また、賃貸物件が宿泊用として利用されるためには、国家戦略特別区域内において旅館業法適用除外の認定が必要になるが、認定条件となる家具や寝具、食器類、キッチン用品、リネンなどのレンタルをはじめ、鍵の管理やクリーニング、メンテナンスなど宿泊施設としてのサポートサービスも物件オーナーの希望に応じて提供していく考え。

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