東京都を訪れた外国人旅行者、2013年は2割増の681万人、消費額は3割増に

東京都は、このほど2013年に東京都を訪れた旅行者数と観光消費額の推計に関する調査結果をまとめた。それによると、2013年(1月〜12月)に東京都を訪れた外国人旅行者は前年比22.5%増の約681万人、日本人旅行者は同7.8%増の約5億6000万人となった。外国人旅行者は、円高の是正や東南アジア諸国のビザ発給要件の緩和措置などがあり過去最高を記録。また日本人旅行者も、国内の景気回復、円安による海外旅行から国内旅行へのシフトなどがあり、2004年の調査開始以降、過去最高となった。

観光入込客数を詳しく見ると、外国人旅行者のうち宿泊客が同24%増の505万人、日帰り客が同18.3%増の176万人。日本人旅行者では、宿泊客が同10.1%増の3,088万人、日帰り客が同4.6%増の4億7495万人となった。

▼観光消費額は11.9％増の5.2兆円、外国人旅行者は3割増に

訪都旅行者が消費した金額(観光消費額)は、同11.9%増の約5.2兆円だった。内訳は、都内在住者が同10%増の約1.8兆円、道府県在住者が同9.7%増の約2.9兆円、外国人旅行者が同32.1%増の約5814億円。

一方、一人あたりの平均消費額も増加しており、観光目的の宿泊客では、都内在住者が4万2185円(前年比4,190円増)、道府県在住者が3万5924円(同90円増)、外国人旅行者が9万2378円(同7751円増)。日帰り客では都内在住者が5382円(同93円増)、道府県在住者が9000円(同27円減)、外国人旅行者が2万8373円(同1435円増)となった。