リクルートホールディングスは、欧州の大手飲食店予約サイト「Quandoo(クアンドゥー)」の開発・運営会社であるQuandoo Gmbh(本社:ドイツ・ベルリン)を子会社化したことを発表した。すでに2014年10月27日付で同社に出資し、発行済み株式総数の7.09%を取得していたが、今回は残り株式を取得し、100%子会社化したことになる。取得価格は総額271.1億円。
リクルートが飲食分野で海外企業を100%子会社化するのは今回が初めて。現在、欧州のオンライン飲食予約化率は16%であり、先行する米国市場49%を大きく下回っていることから、今後、急成長が見込まれる有望な市場として期待している。Quandooの2014年の売上高は前年の30万ユーロから4200万ユーロに拡大し、予約可能飲食店の数も1067軒から4878軒に急成長。欧州6か国において店舗数で1位となっている。
今回の子会社化によって、リクルートは欧州におけるオンライン予約数1位を目指していくとしている。