観光と防災に対応するWi-Fiシステム発表、ソーラーパネル付きで災害時も利用可能に ―KCCS

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は、日常的な観光情報配信や地域住民への情報提供だけでなく災害時の情報発信にも対応できる公衆無線LANシステム「観光・防災Wi-Fiステーション」を発表した。

このシステムは、観光案内所や観光スポットのほか、駅、学校、避難所といった公共施設にWi-Fiスポットを設置するもの。ソーラーパネルや非常用バッテリー(蓄電池)が配備されているため、災害時も電源が確保できるのが特徴。平常運用として行政情報や観光情報の配信に使う機材を、災害時もそのまま避難情報配信や通信手段として利用可能だ。

さらにこのシステムでは、オプションとしてスマートフォン用の充電環境や緊急放送用機器、気象センサーやデジタルサイネージ、監視カメラなどへの対応も行う。

同システムの構成例と展開イメージは以下のとおり。

kccs2

なお、このシステムは総務省の「観光・防災Wi-Fiステーション整備事業」に対応するもの。

同社では、地域住民や外国人を含めた旅行者・来訪者にとって便利な機能を提供することで、国内における地域活性化や防災対策、災害時の情報環境整備に貢献していきたいとしている。

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