予約管理システム開発のリザーブリンクが運営する「予約ラボ」は、国内の男女500名を対象に「予約をキャンセルする実態とその背景」を調査した。それによると、予約をキャンセルすると気まずく感じるサービスの1位は「旅行、ツアー」(32.0%)、続いて2位「宿泊施設」(27.6%)、3位「病院クリニック」(20.4%)となった。
予約をキャンセルすると「気まずい」サービスの上位は以下のとおり。
気まずく感じる理由をみると、首位は「キャンセル料を支払わなくてはならない」(41.4%)、次いで「次回以降に予約しづらくなる(キャンセルすると顔を合わせづらい、など)」(40.2%)、「迷惑をかけてしまっているかも知れない(飲食物、部屋、施術者、物品手配などが無駄になる、など)」(30.6%)がそろって3割以上となっている。一方、「予約をキャンセルする際に気まずいとは思わない」という回答も9%となっている。
気まずく感じるポイントの上位は以下のとおり。
同社では、「予約キャンセル」が企業側の売り上げの機会損失につながるだけでなく、利用者が「迷惑をかけている」「予約先のリソースの無駄につながってい る」といった懸念を持ち、さらに「次回以降予約しづらくなる」状況を生む行為であることに言及。キャンセル防止策のひとつとして、企業側が「予約キャンセ ル」から「予約変更」へとうまく回避する策を提供することも検討の余地があるとしている。
なお、「予約をキャンセルしやすいサービス」の1位は「飲食店」(24.6%)、次いで2位「病院・クリニック」(20.6%)、3位「理容、美容室」(20.4%)。旅行関連では、4位が「宿泊施設」、9位「旅行、ツアー」、10位「交通機関」だった。
今回の調査は、2015年1月19日~1月21日まで、インターネット上で実施されたもの。回答者は20代から60代までの男女個人500名。