大日本印刷は、2015年7月1日、1枚の写真から動画を再生できる「AR動く写真サービス」を発表した。写真に印刷された2次元コードをスマートフォンなどの専用アプリで読み込むことにより、端末上に動画データがダウンロードされ、再生される仕組み。
今回のサービスは、企業側がアーチストやアイドル、スポーツ選手などの写真に「動画」という付加価値をつけることで、広告宣伝効果向上に役立てることを想定するものだが、旅行・観光ビジネスでの応用もできそうだ。動画はクラウド上で管理されるため、閲覧者は常に最新のコンテンツを入手することができる。
また、動画を再生する端末数を制御する機能にも対応しており、2次元コード付き写真を不正に複製しても動画は再生できないようにするといった、偽造抑制効果も見込まれる。
写真を読み込む際に使用する専用アプリの公開は7月中旬となる予定だ。