世界的なコンサルティング会社、アクセンチュアは栃木県から、世界に通用する魅力ある観光地づくりに係る業務を受託した。受託業務の正式名称は、「世界に通用する魅力ある観光地づくりを進めるための施策等策定及び推進体制整備業務」。
これにより、アクセンチュアは2020年に向けたインバウンド推進のための具体的な施策や推進体制、ロードマップなどを取りまとめ、プログラムを策定。県内の関係者が着実にプログラムを行なえるための実行体制も整備する。その方法として、県内に複数の観光エリアを設け、広域連絡会議を設置する予定だ。
また、プログラムの策定には、アメリカやイギリス、インドネシア、オーストラリアなど、北米、欧州、アジア、豪州の12か国地域からの観光客を対象に調査を実施。外国人観光客にとっての受入環境から、訴求力のある観光資源、栃木県内での動向などを調べる。この結果に基づき、観光モデルコースも作成。外国人モニターによる検証も行なう予定だ。
なお、調査対象国地域にはアクセンチュアの現地拠点があり、連携することで現地のニーズを確実に調査できるとする。海外とのネットワークや観光に関する業務実績の強みを活かし、高度なマーケット分析な基づいた効果的なプログラムを行なっていくとしている。