佐賀空港は2015年11月1日から、佐賀県有田町と佐賀空港間のリムジンタクシーを開始する。
佐賀空港では2004年から、周辺地域へのアクセス利便の向上を目的に、空港の発着全路線に対応した予約制の乗合タクシーを運行。地域の指定乗降場所と空港間を1000円~2000円の運賃で結ぶ。1人でも利用可能で、好評のサービスだという。有田町へは所要時間約80分。運賃は片道大人2000円、12歳以下子供は半額で、有田町では有田観光協会や有田町役場など計6か所で乗降が可能だ。
佐賀空港では運航路線の拡大に伴い、空港の利用者数も増加しており、成田便の開設や羽田便の増便などのあった2014年には、55万96人と初めて50万人を超えた。この状況のなかリムジンタクシーの利用も好調で、運行エリアは嬉野温泉や武雄市をはじめ県内主要地域と、久留米市、柳川市など福岡県南西部地域を合わせて13エリアに拡大。今回の有田町を含めると14エリアとなる。
なお、有田町は日本磁器発祥地として知られ、有田焼は今年創業400年の節目の年となる。運行開始の11月1日から1か月間、40のイベントが開催される「有田まちなかフェスティバル」が開催。「秋の有田陶磁器まつり」や「有田ほろ酔い巡り」など人気のイベントも行なわれる。