阿蘇山の噴火警戒レベル引下げ、阿蘇パノラマラインが通行可能に、営業再開の施設も

気象庁は2015年11月24日、阿蘇山の噴火警戒レベルを入山規制のレベル3から、火口周辺規制のレベル2に引き下げた。阿蘇山では10月23日の中岳第一火口での小規模噴火の後は発生しておらず、火山性微動の振幅も同日以降、概ね縮小。二酸化硫黄の放出量も、やや減少傾向がみられるという。

熊本県観光サイトによると、今回のレベル引き下げにより、立入規制区域だった「阿蘇山ロープウェー阿蘇山西駅周辺(山上広場)の施設」(阿蘇スーパーリング)へのアクセスが可能に。また、「阿蘇パノラマライン」として知られる県道111号線(阿蘇吉田線:阿蘇市黒川~南阿蘇村吉田)も通行が可能になった。

また、阿蘇市ホームページによると、登山禁止だった高岳についても、登山ルートの安全を確認後に規制を解除する予定だ。このほか、現在の観光の状況については、熊本県観光情報サイト、および阿蘇市ホームページへ。

なお、阿蘇スーパーリングを運営する阿蘇山ロープウェーによると、同施設は準備が整い次第営業を再開。再開日時は決定次第、発表する。ただし、阿蘇山ロープウェーは火口周辺規制のため、引き続き運休となる。


みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…