ANA(NH)が発表した2015年10月の旅客輸送実績によると、国際線の旅客数は前年比15.2%増の66万9,392人となり、今年2月から10ヶ月連続で二桁の伸びとなった。有効座席キロ(ASK)は同12.2%増に対し、有償旅客キロ(RPK)は19.5%増を記録。利用率は72.8%となった。
方面別旅客数を見ると、全方面で旅客増。北米/ホノルルは同22.5%増の16万1,396人、ヨーロッパは同18.2%増の7万3,012人、アジアは同12.2%増の43万4,984人と好調に推移した。ヨーロッパではASKを同2.2%減と供給を絞ったものの、RPKは同17.8%増と大幅に需要が上回ったことから、利用率も84.2%となり、唯一80%を超えた。
一方、国内線の旅客数は同0.2%減の357万9,456人と微減。ASKは同0.6%増、RPKは同1.4%増で、利用率は69.2%となり、前月の実績を上回った。