観光庁は、2015年10月(第1次速報)およびその前月の第2次速報の宿泊旅行統計調査の結果を発表した。
それによると、2015年10月ののべ宿泊者数は、前年比10.5%増の4560万人泊。外国人は9月の45.1%増(493万人泊)よりもさらに伸びて46.9%増の642万人泊。日本人はシルバーウィークの好影響がみられた9月の6.4%増(3858万人泊)に続くプラス遷移で、6.2%増の3917万人泊となった。
また、客室稼働率は過去最高の70.2%を記録した8月以降、9月・10月も好調だ。
9月は全体で62.7%となり9月として過去最高を記録。10月は64.9%となった。
内訳はシティホテル(9月が81.6 %、10月が85.2%)、ビジネスホテル(9月が77.6%、10月が79.5%)、リゾートホテル(9月が60.7%、10月が63.0%)となっている。施設タイプ別客室稼働率の推移は以下のとおり。
地域別では、北海道、東京都、石川県、京都府、大阪府、福岡県、沖縄県が70%以上の稼働率を記録。
なかでも大阪府の客室稼働率の高さが顕著となっており、9月は大阪府全体で86.2%、リゾートホテルで95.6%、ビジネスホテルで88.8%と高水準になっている。
ほかにも、リゾートホテルでは千葉、東京、沖縄が80%以上、ビジネスホテルは北海道や神奈川、富山、石川、京都、兵庫、島根、広島などを含めた12都道府県で80%以上となった。
都道府県別・9月の客室稼働率は以下のとおり。