KNT-CTホールディングスの2015年11月の旅行取扱額は、前年比1.4%減の477億5116万円となった。
このうち国内旅行は1.2%減の336億8269万円となった。団体旅行は、一般団体が6.0%減、学生団体が3.4%減となり、団体旅行の合計で4.7%減の99億42億円。企画旅行は1.7%増の196億2565万円と上回ったものの、個人旅行は6.0%減の41億5661万円と低調で、国内旅行全体で前年を下回った。
海外旅行は団体旅行のうち一般団体が18.2%増となったものの、学生団体が32.5%減と大幅に減少し、団体旅行で3.4%減の45億8425万円。企画旅行は0.3%増の45億7910万円で前年並みを維持したが、個人旅行が13.1%減の27億7734万円と2ケタ減となり、海外旅行全体で4.2%減の119億4071万円となった。
海外旅行のうちホリデイは、取扱人数ではミクロネシアとオセアニアが好調で、全方面合計で1.2%増と前年を上回った。ただし、取扱額ではパリのテロ事件の影響などで単価の高いヨーロッパ方面が伸び悩み、3.6%減の12億9525万円と下回った。
会社別ではクラブツーリズムが、国内旅行が6.6%増の130億566万円、海外旅行も1.8%増の32億7945万円で前年を上回った。特に、国内・海外を含むテーマ旅行部門が、歴史の旅などの付加価値の高い商品や海外ハイキングが好調で、6.4%増。また、バス旅行はふるさと割ツアーの追い風や紅葉、出雲大社のイベントなどが好調で、16.1%増の2ケタ増となった。
外国人旅行は16.8%増となった。