長野スキーバス事故を受けて緊急監査、旅行会社にも抜き打ちで -国交省

国土交通大臣の石井啓一氏は2016年1月19日の閣議後の会見で、軽井沢のスキーバス事故を受け、貸切バスの法令遵守の状況確認を目的とする緊急監査を実施することを明言した。

貸切バス事業者に対しては、出発時の街頭監査を実施。監査官が運行開始前のバスに立ち入り、交代運転者や運行指示書の有無や運転者が飲酒していないことなどを確認する。街頭監査は今週から行なう予定だ。

さらに、処分歴など優先的に実施すべき事業者を抽出し、健康診断の実施や運行指示書の作成、点呼の実施、運賃の適正などを確認。これらは抜き打ちで行なう。

旅行会社に対しても監査を行なう。下限割れ運賃での貸切バス運行の関与や安全な運行を阻害する違法行為などについて、抜き打ちで立ち入り検査をして確認する。

このほか、今月中にも有識者で構成する検討委員会を設置し、事故を踏まえた対策を早急に検討。事実確認と原因究明を進め、このような事故が二度と起きないよう、万全の対策を講じる意思を示した。


みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…