日本旅行の中間決算2016、インバウンドは3割増収で好調、海外旅行は低迷続く

日本旅行がこのほど発表した2016年6月中間期(2016年1月1日~6月30日)の連結決算は、営業収益が前年同期比2.4%増の249億3000万円、営業損失は前年の5億3900万円から5億500万円にマイナス幅を改善したものの、経常損失は前年の1億700万円から1億9100万円に悪化。中間純損失は前年の4億8100万円に対し、2億1400万円に改善している。

部門別にみると、国内旅行では、赤い風船の販売高は前年同期比1.2%増の425億6100万円、団体旅行の販売高は同0.4%増の325億3100万円、単品販売の販売高は同2.2%減の415億500万円。この結果、国内旅行販売高は同0.6%減の1202億8100万円、営業収益は同3.3%増の138億800万円となった。

海外旅行では、相次ぐテロの発生などにより海外個人旅行が低迷するなか、アジアやアメリカ、オセアニア商品を強化。マッハ、ベストツアーは販売単価の低下により、販売高は同30.4%減の130億7500万円に落ち込んだ。団体旅行の販売高は同9.2%減の98億3300万円、単品販売の販売高は同2.3%減の266億4100万円。この結果、海外旅行の販売高は同12.0%減の525億9000万円、営業収益は同21.5%減の40億1400万円となった。

インバウンドでは、販売高は同33.6%増の165億9400万円、営業収益は同31.2%増の22億9200万円。

2016年12月期の連結業績については、営業利益465億円、営業利益5億円、経常利益10億円、当期純利益3億4000万円を見込む。

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