トラベルカフェが破産申請へ、負債総額は約11億円 -東京商工リサーチ

東京商工リサーチによると、内装やリフォームの工事を事業主体とする飯田と、その関連会社で旅情報がコンセプトのトラベルカフェを運営するトラベルカフェ、および人材派遣業のティーツーは、2016年9月3日に事業を停止し、破産申請を弁護士に一任した。

負債総額は、飯田が約12億300万円、トラベルカフェが約11億2100万円(いずれも2016年2月期決算時点)。ティーツーは調査中だ。

飯田は1999年にカフェを開業して飲食事業にも参入。業容を拡大し、2014年2月期には14億1167万円を売り上げていた。その一環として2011年2月にはトラベルカフェを子会社化。大手飲食店チェーンのフランチャイズ店経営などを含め、グループで全国約40店舗を展開していた。さらにティーツーを2011年7月に設立し、事業の多角化を図った。

しかし、飲食事業への資金投下が重く、資金繰りが悪化。最近になってトラベルカフェの複数店舗を一斉に閉鎖していた。トラベルカフェでは旅行会社や観光局、航空会社との共同キャンペーンやコラボ展開などを積極的に行なっていた。

なお、トラベルカフェの運営するウェブサイトは2016年9月6日21時段階ではまだ公開されている。

トラベルカフェサイトより

http://travel-cafe.jp/

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