KNT-CT、総取扱額は前年比4.3%減、海外団体旅行は3割増で好調 ―2016年8月実績

KNT-CTホールディングスの2016年8月の取扱額は、前年比4.3%減の492億7798万円となった。内訳は、国内旅行が10.0%減の310億3325万円、海外旅行が9.0%増の162億2209万円、外国人旅行が17.3%減の11億9350万円だった。

国内旅行のうち団体旅行は、学生旅行が4.7%増だったが一般団体は23.1%減となり、団体計で8.8%減の41億1578万円。企画旅行も近畿日本ツーリスト個人旅行のメイトが15.3%減の112億5492万円、クラブツーリズムが8.8%減の104億2008万円で前年を下回った。近畿日本ツーリストによると、修学旅行や各種大会の増加がみられたものの、コンベンションなどの取扱人数減少で一般団体が低調。クラブツーリズムでは、北海道方面のほか、ふっこう割ツアーや限定企画といった特徴のあるツアーはよい動きを見せたものの、他の商品は伸び悩んだという。

海外旅行では、団体旅行のうち学生団体は13.7%減した一方、一般団体が前年比102.2%増と大幅な伸びを見せ、団体旅行合計で27.7%増の54億7266億円に。企画旅行はクラブツーリズムが21.4%増の43億7034万円と好調だったが、近畿日本ツーリスト個人旅行のホリデイは12.4%減の25億3943万円。海外旅行に関して、近畿日本ツーリスト個人旅行とクラブツーリズムともに引き続きテロの影響を指摘。近畿日本ツーリスト個人旅行はアメリカとオセアニア、アジア方面以外は前年割れになったとしている。

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