富裕層向け旅行関連メディア大手「コンデ・ナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)」が発表した「世界で最も魅力的な都市(Best Cities in the World)ランキング」で、米国以外の都市で1位が「東京」、2位が「京都」となった。東京は前年15位からの大幅躍進。京都も9位からランクアップした。
同誌では、日本の首都である東京の魅力は「様々な文化がミックスされていること」と評価。例えば最先端の文化や超高層ビル、ネオンが輝く繁華街、静かな神社仏閣、森林エリアなどが混在している稀有な都市であることに加え、素晴らしい各種グルメの魅力も欠かせないとしている。
2016年 世界で最も魅力的な都市 トップ10は以下のとおり。
2016年 世界で最も魅力的な都市 トップ10
- 1位:東京(日本)
- 2位:京都(日本)
- 3位:フィレンツェ(イタリア)
- 4位:ルツェルン(スイス)
- 5位:サン・ミゲル・デ・アジェンデ(メキシコ)
- 6位:バンクーバー(カナダ)
- 7位:ビクトリア(カナダ)
- 8位:ザルツブルグ(オーストリア)
- 9位:バルセロナ(スペイン)
- 10位:ウィーン(オーストリア)
日本政府観光局(JNTO)ではこの結果について、「今回の快挙は、東京都と京都市による継続したブランディングや外国人旅行者のおもてなしの取り組みに加えて、米国におけるJNTO のビジット・ジャパン事業の積み重ねの成果としても意義深いもの」であるとコメント。先日発表された米マスターカードによるグローバルデスティネーションランキングでも、東京都はトップ10にランクされ、さらに伸び率では「大阪」が1位になったことにも言及し、米国から日本への各都市への関心が急速に高まっているとしている。
「コンデ・ナスト・トラベラー」は富裕層を読者に持つ米国大手旅行雑誌のひとつで、月間発行部数は約81万部。今回のランキングは「Readers’ Choice Awards 2016」として30万人を超える読者からの投票で決定した。都市ランキングのほかには、ホテル&リゾート、クルーズ、アイランド、エアライン&空港などのカテゴリーについて発表される。なお、北米富裕層向け大手旅行雑誌には、「コンデ・ナスト・トラベラー」のほか、「Travel+Leisure(トラベル・アンド・レジャー)誌」や「National Geographic Traveler(ナショナル・ジオグラフィック・トラベラー)誌」などがある。
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