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ブランド総合研究所社が実施した「地域ブランド調査2016」で、市区町村の1位は3年連続で函館市になった。これは国内1000の市区町村と47都道府県を対象に、全国の消費者に対して実施したもの。
市区町村のトップ10を見ると、小樽市や金沢市が浮上。トップ10以外だが、北斗市も認知度が前年の23.0%から34.5%と大きく増加したほか、観光の意欲度も3ポイント上昇し18.0点、魅力度も2.3ポイント増の5.0点と大幅に上昇。新幹線の開業効果が地域の魅力につながっていることが伺える。
都道府県では北海道が8年連続1位となったが点数は低下。最下位は4年連続で茨城県となったが、点数は上昇し、改善している。
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このほか、4月に発生した熊本地震に関連し、熊本県は魅力度の順位が低下したが、熊本市や阿蘇市、南阿蘇村は上昇。特に地域の情報接触度が急伸しており、南阿蘇村は前年の11.8点(446位)から40.4点(26位)と大幅に上昇した。
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また、5月に開催された伊勢志摩サミットに関連し、三重県や伊勢市、志摩市、鳥羽市の4地域で情報接触度が上昇。観光意欲度では伊勢市が2006年の調査以来、初めてトップ10内に入った。ただし、三重県、志摩市、鳥羽市の3地域は魅力度で順位と点数が低下した。