エクスペディア・ジャパンが実施したビジネスクラスに関する意識調査によると、ビジネスクラスの利用経験者は21%で、5人に1人が利用したことがあることが判明した。
このうち、ビジネスクラス経験者の年収を見ると、300万円未満が35%、300~500万円が20%で、500万円未満が過半数であったことが判明。国税庁が発表した民間給与実態調査によると、給与所得者の1人当たり平均は415万円(2014年)だったことから、エクスペディアでは平均的な給与所得者がビジネスクラス利用者の半数以上を占めているとしている。
利用シーンでは、観光(61%)が出張(26%)を大幅に上回り、両方(13%)をあわせると7割以上の人がプライベート旅行でビジネスクラスを利用した経験がある。また、出張のみの利用の人でも、そのうち76%がプライベートでの利用意向を示した。
初めてのビジネスクラス利用は20代が42%で最多。10代以下の9%をあわせると、20代以下での利用が過半数を占めた。次いで30代(27%)、40代(14%)となり、若いうちに利用する人が多いことも判明。その際の旅行形態は、出張(31%)が最も多いものの、家族旅行(23%)、恋人・夫婦での旅行(21%)と、プライベート旅行での利用が約6割だった。
一方、未経験の「利用してみたくない理由」では、値段が高いため(69%)が約7割で、ダントツに多かった。しかし、そのうち80%が「ビジネスクラスの価格を調べたことがない」と回答していることも判明。値段が高いという印象での判断であることが明らかになった。
調査はスクリーニングで4352名、うち20~60代の関東在住の男女でビジネスクラスの利用経験者と未経験者の各300名を対象に実施した。