ブッキング・ドットコムがこのほど、宿泊施設の運営会社やコンテンツプロバイダー、一元管理システム向けに新たなコンテンツAPI(Application Programming Interface)を公開した。特徴は、ブッキンング・ドットコムサイトと直接接続できること。膨大な情報を速やかに送信できるため、作業効率が大幅に改善する。
具体的には、これまでは宿泊施設の軒数分、画像や説明情報、ポリシー情報などを個別に手動でアップロードする必要があったが、新APIでは複数施設の情報をまとめてブッキング・ドットコムのシステムに直接送信できる。数千軒もの宿泊施設の画像でも瞬時に更新できるため、データのアップロードが大幅に短縮される。
また、同APIを通じて宿泊施設運営会社はブッキング・ドットコムの掲載情報を定期的にアップデートすることも可能に。施設運営者側はこれらの機能を利用して、例えば季節感のある画像やリノベーション後の様子、新ブランド戦略に応じた画像、新たな客室情報や限定キャンペーン情報などを速やかに一括アップロード。タイミングを逸することなく掲載できる。
同APIはパートナー企業・施設向けに提供されるもの。提携パートナーは無料で利用可能。API接続に必要なコードを実装する必要がある。