日本旅行業協会(JATA)は2017年にかけての年末年始の旅行について、人気方面のランキングを発表した。JATA会員320社の営業や企画、カウンター担当者362名に実施したアンケート調査を取りまとめたもの。
これによると、海外旅行は1位台湾、2位ハワイ、3位グアムの順。台湾は2年連続の1位となった。またトップ10のうち7方面がアジアで、人気の強さが顕著に。休みの日並びの影響も受けたようだ。また、今年はテロの影響を受けたヨーロッパはトップ10内には入らなかった。
パッケージツアーを主催する6社(ジェイティービー、近畿日本ツーリスト個人旅行、日本旅行、阪急交通社、エイチ・アイ・エス、ジャルパック)のツアー申込予約状況(11月下旬調べ)でも、近隣のアジアやグアムに集中し、近場デスティネーションは前年比3%増に。方面別では韓国が58.6%増と大幅に増加したほか、ハワイはハワイアン航空の増便やチャーター便の利用で、19.7%増と2ケタ増になった。
国内旅行では、沖縄が東京を抜いて1位に。また、伊豆・箱根が昨年の8位から5位に上昇。新幹線開業効果のある北海道では前年の7位から3位へと大きく躍進した。